【平成懐かし】ポケットの中のペット『たまごっち』

小さな画面の中で、毎日いのちが動いてた

1996年に発売された「たまごっち」は、今では信じられないほどの社会現象になりました。
ポケットサイズの液晶端末に表示されるキャラクターを育てるという新しさと、「ちゃんとお世話しないと死ぬ」というリアルな要素が、子どもたちの心をガッチリつかんだんです。

おなかをすかせたらごはん、うんちをすればトイレ、熱を出したら薬。
何気ないケアが欠かせなくて、1日中気が抜けなかったですよね。
育て方によって成長するキャラクターが変化するのも面白くて、「まめっちを育てたい」「おやじっちになっちゃった!」なんて話題で盛り上がりました。

進化の分岐を研究するために「攻略本」が飛ぶように売れたり、学校に持ち込んで怒られたり、授業中に“お亡くなり”になってショックを受けたり…。
まさにたまごっちは、“持ち歩ける人生ゲーム”のような存在でした。

販売開始時期1996年(バンダイより初代発売)
販売当時価格1,980円(初代たまごっち)

たまごっち、授業中に鳴いて死んだとき、本気で落ち込んだ

学校に持って行けない日は、親にお世話頼んでた(笑)

まめっちを育てるために、夜中に起きてトイレさせたことある

たまごっちはその後も「新種発見!!たまごっち」「オスっち&メスっち」「たまごっちプラス」「デジたま」など、さまざまな進化を遂げていきました。
最近では「Tamagotchi Uni」やスマホアプリ連携モデルなども登場し、グローバル市場でも人気を維持しています。

そして、当時のたまごっちを復刻したレトロ版も登場。デザインや音もあの頃のままで、「大人の再育成」にハマる人も増えています。

たまごっちは、ただの電子おもちゃではなく、「命のやり取り」を通して子どもに責任や感情を教えてくれるツールでした。
大人になった今だからこそ、あの頃よりも優しく、ちゃんと育てられる気がしませんか?
引き出しの奥に、眠っているたまごっちを見つけたら…ちょっと電池を入れてみたくなりますね。

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