【平成懐かし】MDウォークマンは、平成の青春を保存するタイムカプセル

MDウォークマン 平成懐かし玩具

カチャッと開けて、再生ボタンを押すだけで、あの頃の気持ちが蘇る

1990年代〜2000年代初頭、音楽を“持ち歩く”手段として大流行したのが「MDウォークマン」。
スマホやストリーミングが当たり前になる前、MD(ミニディスク)は自分だけの音楽を詰め込むメディアとして、まさに青春の一部でした。

CDから録音した曲を、自分の気分やテーマに合わせて編集して保存する。
「通学用MD」「片思い中のMD」「テスト週間用BGM」なんてジャンル分けして、1枚1枚に思い出を込めていましたよね。
お気に入りの曲を順番通りに並べるその作業は、まさに“音楽の手料理”でした。

録音後は小さなリモコンでタイトルを入力したり、手書きでラベルを書いたりするのが当たり前。
いま思えばちょっと面倒な作業だったけれど、その手間があったからこそ、1枚のMDに対する思い入れも強くなったんだと思います。

各社からさまざまなMDウォークマンが登場し、ソニーやパナソニックのスリム型、カラー液晶付き、録音対応などが人気を集めました。
中でもソニーの「Hi-MD」や「ネットMD」は、MP3プレイヤー黎明期の名機として語り継がれています。

販売時期1992年にMD規格が登場
ウォークマン型が普及し始めたのは1995年ごろから
販売当時価格15,000円〜30,000円程度(モデルによって異なる)

MDを並べるだけで、自分の音楽史が見える気がする

好きな子に貸す用の“選曲済みMD”作ってた(笑)

ラベルに書いた文字、あまりにも青春すぎて今見ると泣ける

現在ではMDウォークマンは生産終了しており、入手できるのは中古品が中心。
とはいえ「再生機がないから聴けない」という人に向けて、MDからデータを取り出すサービスや、レトロ機器の復刻プロジェクトも登場しています。

MDウォークマンは、ただの音楽再生機じゃありませんでした。
そこには、その時感じたこと、その時聴きたかった曲、その瞬間だけの気持ちが詰まっていた。
平成の記憶を音で保存できた、かけがえのないタイムカプセルだったんです。

部屋の奥にしまったままのMDがあるなら、ぜひもう一度再生してみてください。
きっと、当時の自分と再会できますよ。

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